36歳の会社員です。

転職を機に、県外へと移住したのですが、今まで住み慣れた場所とは違い、全ての出会いが新しい毎日。

その新しい出会いとは裏腹に、少し疲れた時に聞いてくれる人や、遊んでくれる友達はおらず。

ただただ、仕事に行っては帰宅して寝る、という単純な生活が続いていました。

働き出してすぐは、覚える事があまりにも多く、恋愛という文字は全く私の中に思い浮かびませんでした。

初めての一人暮らしという事もあり、時々ふと寂しくなる時もありましたが、それを感じる間もなく眠ってしまい、朝起きた瞬間にはその寂しさは忘れ、仕事に没頭する毎日でした。

仕事が慣れてきだすと、色んな場所へ道を覚える為に出かけるのですが、段々と一人暮らしという事に不安を覚えるように。

何かあっても駆けつけてきてくれる人もいない。

相談する事も出来ない。

その事に少しずつ不安になっていくのです。

それを紛らわせる為にも、以前から始めていたオンラインのRPGゲームをする時間が増えていきました。

グループに所属しており、そこのメンバーは付き合いが長い人で2年ぐらいでしたので、普段の愚痴等とても話しやすくつい愚痴を零していました。

そんな時、同じグループにはいないのですが、仲良くなった一人の男性がいました。

時折、ダイレクトと呼ばれるメッセージで挨拶する程度で、ただ時々同じクエストになったときには、協力しながら楽しくやっていました。

そしてある日、私からダイレクトで久しぶりに挨拶をした事がきっかけで、珍しく彼とやりとりを長くしたのです。

暫くやり取りをしていると、彼から連絡先を良ければ教えて欲しいと言われました。

正直ネットでの関係だったので、不安だったのですが、その彼とも3年ほどの付き合いというのもあり、また話しやすいと感じていたので連絡先を交換する事になりました。

それからは、ゲームにログインしていない時でも頻繁に連絡を取り合うようになり、何気ない普段の会話から、ゲームの話、そして仕事の話、恋愛の話と色んな話をしました。

彼は私より5歳年下の、工場で働く会社員。

それもかなり有名な会社でした。

文字でのやり取りが続いた中、彼から初めての電話。

少しドキドキしながらも、電話を取ってみると、明るい声で色々と気遣ってくれる優しい彼。

その時聞かれたのが住んでいる場所でした。

県名を言ったぐらいでは、分からないはず。

そんな気持ちで、県名を伝えるとなんと偶然にも彼と同じ県だったのです。

これにはお互いに本当に驚いてしまいました。

そこからとんとん拍子に合う約束をし、私の部屋で会う事になりました。

会うより前に、お互いに相手に好意を持っていたのは分かっていました。

でもお互いに合わないと分からない、というのでどちらからとも好意を持っている話は出ませんでした。

いざ会ってみると、話が弾み、お互いに気が楽だという事が分かってからは、時を経つのを忘れ色んな話をしました。
そしてふと彼が

「付き合おうか。俺、本気だから」

という一言で、少し不安ながらも頷きました。

彼はゲームの中では可愛いという感じでしたが、実際に会ってみるとかなり体格がしっかりした男らしい男性でした。

年下なのに、まるで私をリードしてくれるかのようで、凄く頼もしく感じました。

会えば会うほどお互いがお互いを好きになっていくようで、毎日が本当に楽しく、一人暮らしが寂しいと感じる事もありませんでした。

それから約1年お付き合いを通し、今では同棲をしています。

幸せな毎日なのですが、今少し悩んでいる事があります。

それは彼は結婚を考えてくれているのに、自分自身がバツイチという事もあり、中々結婚に踏み込む勇気が出ないという事。

彼は私がバツイチなのも知っています。

それを知ったうえで、年下なのに包み込んでくれるような優しい彼ですが、また失敗したらと思うと怖いのです。

まだ、彼も若いので、結婚相手は良く考えた方が良いとは伝えていますが、彼は本気。

私自身が前向きに、そして彼に対して私も勇気を出せるようになれるように、頑張っていきたいと思っています。